2歳、1歳さん、触って遊ぶゼリーあそび!

7月28日(金)。この日は、初めて2歳さん、1歳さんと活動する日でした。「感触あそびをやってみたい」と先生たちともりあがり、色をつけたゼリーを触って遊ぶ活動を企画しました。
今回は2歳さんの集中力を考えて1時間。「ゼリーを触って感触の変化を楽しむ。そして、いろんな遊び方をためす。」ことを大切にして活動を考えました。ポイントとしては、時間を見てさまざまな道具をプラスしていくことで、感触の変化や遊びのバリエーションを広げることです。今回は、それぞれの場面で子どもたちがどんな遊びをしていたのかをご紹介します。


①食紅で色付けしたゼリーを紹介します。手で触って、つぶして、遊べることを伝えます。
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初めてのこと、環境に不安がる子もいました。はじめはおそるおそる、大きくちぎって触ってみます。他の子が触る様子を見て、少しづつ遊ぶ子たちが増えてきました。
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素材に関してですが、ゼリーをつくる材料のゼラチンは動物の皮や骨から抽出したコラーゲンです。ゼラチンを使うと、透明度が高く「ぷるん」とした質感のゼリーができるのが特徴的です。ですが、気温や体温など熱で溶けてしまう特徴もあります。もう1つ、おすすめの素材として粉寒天があります。こちらの原材料は海藻なので、一度固まると熱でとけることはありません。ゼリーよりも少し固く、くだけるような感じになります。
その違いを体験するのも楽しそうです。


②透明なカップやトレイを渡します。透明なカップは中に入れた時に様子が見れます。
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手がゼリーに包まれる感触をひたすら楽しんでいます。

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カップに入れて「りんごジュース」ができました。道具が入ることで、ごっこ遊びなど、他の人との関わりが生まれてきました。

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気が付いたらオブジェが出来ていました。


③水を入れたタライに細かくなったゼリーを入れます。ゼリーの透明感がさらに増します。
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すくったり、かきまわしたりすることで水の流れがみえるようになります。

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そんな中で、ひたすら触り続ける子もいました。赤・黄・緑が混ざって茶色のゼリーに。遊びながら混色の実験場にもなっています。

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1歳さんも一緒に遊びます。初めての手触りにびっくりしてしまいました。少しづつ慣れてきて、じっくりと最後まで遊んでいってくれました。

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細かくなったゼリーと水とブルーシートの素材が相まって、ツルンとすべる子が出てきました。転ばないようにタオルなどを敷いたのですが、先生たちとの振り返りの中で、2歳さんと1歳さんで行動が違ったことが話題になりました。
2歳さんの中には、転んだ子を見て慎重に歩き始める子、あえてすべって遊ぼうとする子などの行動が見られました。周りの様子から状況を把握して、自分がどんな行動をとるといいか考えている様子がうかがえました。1歳さんにはその様子はまだありませんでした。


④ビニール袋に水とゼリーをつかまえます。ビニールごしに、水とゼリーの質感を楽しみます。
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カップやトレイを使って、水をつかまえていきます。袋に水が入り、重くなっていくことが面白いようです。遊び方が変化していきました。

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袋を落として「バン!」という音と楽しむ。床に落ちた袋をモミモミする。

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カサ袋も持ってきてみました。長いカサ袋を振り回して遊んでいる子もいました。

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袋に水を入れるには、袋の口を開く→水を入れるという行為が必要になります。園の先生方が注目していた点として、ひとりで入れられない分、他の子に手伝ってもらう姿がありました。
あそびの中で、自分たちで声をかけあい、協力するという動きに結びついたようです。

今回、このように時間の経過とともに道具を増やしていきました。先生方からは「はじめの活動が苦手な子も、汚れるのが苦手な子もじっくり楽しんだ」、「1時間の長い時間、声をかけるまで遊んでいた」という声をいただきました。

今回の活動をもう一度やるとしたら、チャレンジしたいことがあります。
1つは、下に白いものをしいて、ゼリーの色をより美しく見せるような工夫です。さらに、使う色を工夫することで混色の気づきにもつながるような気がしました。

水にゼリー、とても夏を感じる時間でした。





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2017.08.04 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 保育・幼児教育

6月30日 どろんこ遊びの日

6月30日、梅雨の長い雨がふる直前この日。松原保育園はみんな気合が入っていました。なぜなら、泥んこあそびの日だからです!この日のために先生たちが用意してくれた土は360キロ。打ち合わせで教えてもらっても量感がつかめませんでしたが、本番はもう思いっきり遊ぶのみです!
土が入った袋をあけて早速スタート。はじめは、サラサラ、つぶつぶの土の塊でした。子どもたちはワッと集まって質感を楽しみます。

「足入れると冷たいー!」
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5歳さんの勢いにつられて2歳さんも山の端っこで遊び始まます。おままごで使うカップに、せっせと土を持っていきます。
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サラサラ・ツブツブの状態から泥にするために水を入れます。土は練っていかないとなかなか泥になりません。
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ボウルに水を入れてまるで米をとぐようにこねていく子もいました。また、2歳さんは指を使って土を混ぜていて、3歳さんは手のひらを使っています。さらに、こういった姿を1歳さんがジーっと見ていたそうです。年齢によって、関わり方、身体の使い方が変化していくのですね。
「色が変わった。チョコレート色!」
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水が入るとまた質感が変化します。手や足を使って、力をこめて土を練っていくことで泥になっていくのも初めての経験なのだと思います。土の山とそこから流れでた泥水で、河の跡ができていました。なんだか世界が出来ているみたい。
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そして、土と水の量を調整のバランスがとれた子たちがお団子づくりを始めます。
ピザ、ドーナツ、砂をまぶしたあんぱん。どれもおいしそう。ハンバーグづくりでは、誰が爆弾ハンバーグを作れるか競争していたそうです。
「全身どろんこになるのはちょっといや」という子もお団子を作ったり、水で遊んだり、遊び方の幅があるのも泥の魅力ですね。
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園のエリ先生も作るの大好き!立派な土器を作っていました。大人の本気にふれることは子どもたちにとって刺激になりますよね!
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まさにイモ洗い状態。
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土が全体的に泥になると遊びもヒートアップしていきます。みんなで泥を集めて、山にしよう。水を含んでいるから、たぷたぷとゆれてプリンみたい~!
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その山に入ります!というか、つぶします!
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みんな腰まで泥に入って山になっちゃいました!足の指だけ動かして、「わー!生き物がいる!」と遊びます。
ここまでくると泥の重みや、なめらかさ、あたたかさを感じることが出来ます。とっても気持ちがいいんです!泥は命の源なんだなぁとじんわりと感じました。
みかん山、もも山、ひと山
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そして!ついに5歳さんの元気が大爆発。どろだんご合戦がスタートしました。やっぱりやっちゃうよね~。全身、泥色、いい色です。
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遠くから「山」を見ていた3歳さん。おそるおそる座ります。普段は、身体に泥や砂を付けたがらない子だそうですが、今日はやってみたくなったようです。汚れることに抵抗がある子や、初めてのことで戸惑っている子も、友達や先生たちが楽しそうに遊んでいる姿を見るとやりたくなってきます。
少しずつ、肩まで泥につかっていきます。小さいスプーンを持って、自分でも山にしていきます。
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完成!!
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面白いと思ったのは、泥の質感や形、色からイメージをふくらませて会話をやりとりしていることでした。
新しくできた「山」に、5歳さんがなれた手つきで「苗」を植え始めました。別の男の子が、大量の水を山にかけて大地を削り「苗」を水浸しにしてしましました。女の子は怒りながら、また「苗」を起こしていきます。
まるで、神話の世界を見ているようでした。神話に詳しくはありませんが、そんな気持ちになりました。誰に教えてもらったわけでもないのに、子どもたちの行動は面白いです。
泥を見ると、子どもも大人も同じ感覚になるのかもしれません。それぐらい、素材の魅力に圧倒された1日でした。
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このような泥んこあそびは、見守る側の大人の視点に立つと、その後の洗濯や掃除のことを考えてゾッとしてしまいますよね。
園の先生方、そして保護者の皆さんのご理解がなければできない活動だと思っています。本当に感謝しています。

子どものころに、新しいものに触れる・体験するということは、挑戦する気持ちを引き出したり、自分自身と向き合い、感じたことを他者に伝えようとするさいのきっかけになると考えています。
「こんなに汚して~」とあきれながらも、子どもたちに「どうだった?」と声をかけていただければ、嬉しいことこの上ありません。

2017.07.07 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 保育・幼児教育

葉っぱとお花の実験室

5月19日。雲一つない快晴。雪を残した月山(鶴岡側からだと臥牛山と呼ばれるらしいです)と鳥海山が青空とのきれいなコントラストを描いていました。こんな日には外にいかずにはいられません!松原保育園の近くの赤川河川敷に、ぞう組さんときりん組さんと一緒に遊びに行きました。

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園の脇の細道には子どもたちの背よりも大きな植木があるので、彼らからすれば木のトンネルのように感じるのかもしれません。
「川には大きなコイがいるんだよ~」
「あ!鳥さんがいる!」
子どもたちは、川や周囲の木々を見ながら今まで見つけた生き物や植物のことをいろいろ話してくれました。図鑑からの知識というより、実際に体験したことからの話が多く、みんないろんなことを知っているなぁと驚きながら話を聞いていました。

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「あーーーー!!!」トンネルに大声が響きます!朝、元気がなかった子もここでは大声に。

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坂を上ったら到着!

河川敷に行くまでがすでに冒険のようですね。やっと、ひろーい河川敷に到着です。今日はここでどんな遊びをしようかな。
「いろんな葉っぱやお花が生えているね!どんな形があるかな?どんな色しているかな?どんなにおいがするかな?調べてみようか。実験道具をもってきたよ。」

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「やってみたいーー!!」

準備したのは木槌と紙。葉っぱを紙につつんで木槌でたたくと、葉っぱの形と色が写し取れます。
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「あ!なんだか顔みたい。見て!お面になった」

木槌だけでは数が足りないので、小さい金槌も用意しました。「トントン(金槌)の音がおもしろい」という子も。金属のほうが高音の響きなんですね。
また、金槌が重くて思うように打てなかった子が、木槌を持ったとたん「あ~!いい!」と一言。広い面積を一度に叩けること、木の適度な重さなど道具の違いを感じて、自分の求めていたのはこれなんだ!という想いが、その一言に凝縮されています。
葉っぱの形だけでなく、道具の種類の違いや、音などいろんなことに関心が広がっていたんですね。

もう1つの実験道具。すり鉢とすりこぎ。好きな植物をすりつぶしていきます。
はじめはどのくらい葉っぱをいれていいか、迷っていた子もいたけれど、そのうちゴリゴリと音が聞こえはじめました。
1人1本ペットボトルに水を入れて持ってきてもらったので、自分の水を慎重にすり鉢に水を入れて実験していました。

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「なんかバナナみたいなにおいがする。きゅうりみたい!」

そして、こすりだした色が本当に鮮やか!色自体が輝いているのです。(光合成さいに本当に発光しているそうですよ)草のエキスができると、「できた!みてみて!!」とてニコニコで大事そうにボトルをかかえてかけて来てくれます。
自分が感動したことを伝えたい、この想いこそ表現の根本的な部分なんですよね。

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葉っぱとお花をまぜたらこんな色になったよ。
ぞう組さんの女の子が「まだまだ色が出る!」と1枚のクローバーをひたすらこすっていました。気づいたらすり鉢には繊維しか残っていませんでした。

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今回、すり鉢もすりこぎも人数分はありませんでした。それでもやっぱり遊びたい!と、先生が持ってきてくれたプラスチック容器と石を代用して草のエキスを作っている子もいました。物の使い方が広がります。

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作った色水は満タンにしたい!

広い河川敷で、実験だけでなく、あそびも広がっていきました。
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すりこぎをマイクにオンステージ!振りも表情もバッチリ!

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ぎゅうぎゅう

お昼の時間が近くなって園に帰る前にみんなにきいてみました。
「草のお水はどんなにおいがした?」
「はらっぱのにおい!」

今回は、4月の絵の具遊びとはまた違って、遊びながら1つのことにじっくりと向き合ったり、疑問を持ったりと関心が広がっていったらいいなぁと思っていました。遊びながら、子どもたちの興味関心は次々に変化していきます。そのエネルギーに圧倒されてしまい、関心を深めるような声掛けができなかったかなぁ思うところもありました。そういった点に関して、園の先生方が本当に丁寧に子どもたちに語り掛けてくれているなぁとその様子を脇で盗み見ています。
 お昼ころにはまるで夏のようでした。力いっぱい遊んだ後の給食の時間には、ごはんを食べながらうとうとしている子もいました。

今日も自分の満足を見つけられたかな?

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2017.05.30 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 保育・幼児教育

4月28日 松原保育園で絵の具遊び

「その子の中で遊びが終わったんだね。きっと自分の中で「満足した」と思えたんだ。」
先生方が子どもたちを見つめる視点とそこから生まれる言葉にドキッとするシリーズです。

4月28日(金)、この日は雲一つない快晴で、松原保育園の園庭からは月山、鳥海山などまだ雪をかぶった山々の姿をはっきり見ることができました。
この日は、今年度最初の活動日です。主任のシライ先生から「新年度最初なので、身体を使って思いっきりできる内容にしたい」という意見をいただいて、たくさんの絵の具を使った絵の具遊びをしてみました。画面は布で、筆で絵の具を染み込ませたり、スプレーしたりしながら、にじみや混色を楽しんでもらいたいと思いました。

園についたら早速、麻ひもを使って布を張りました。白い布が風でヒラヒラとはためきます。その様子を見て、誰からともなく布を通り過ぎる遊びが始まりました。特にストライダーにのった子がたくさんいて、スピードをつけて布を通り過ぎるのが楽しいようでした。
また、地面の上にも布をしきました。子どもたちは、白い大きな布に興味津々。こちらでも早速、布の上を歩いたり、どっかり座ったりと遊び始めました。
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前回お邪魔したときは、私が「~をするよ」と声がけしてスタートしていたのですが、子どもたちが「何だろう」と布に近寄って自然と遊び始めていた、というなんともゆるやかな始まり方でよかったなと思っています。

さて、もう1つの素材である絵の具を用意します。バケツにたっぷりのシャバシャバ絵の具を作るのですが、2歳児さんが、じっ…っと作業を見つめています。
「絵の具混ぜるの手伝ってくれる?」
というと無言で刷毛を受け取って、ひたすら混ぜてくれました。チューブから出したばかりの黄色・青・赤・緑の色はとても鮮やかでその色に見入っていたのかもしれません。重たいのにバケツを運ぶのもみんなで手伝ってくれました。
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緑の絵の具が大好き。ただひたすら混ぜるまぜる…

絵の具の準備ができたら後は遊ぶのみ!松原保育園は異年齢保育を行っているので2歳さんから5歳さんまで、遊びたい子たちが自由に出入りして参加いました。
絵の具を垂らしてみたり、持ってきたスプレーで布に吹きかけたりしてみせると
「やりたいー!!」と大きな声が。
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風で揺れる布を刷毛で押し返す。風の質感や形を確かめているみたい。

「汚れてもいいの?」「靴をぬいでもいいの?」初めてのことに、おそるおそるスタートする子もいます。「いいよ、やってみようよ。」とイシザワが絵の具に手を突っ込んだり、する様子を見て「やっていいんだ!」と思ってもらえたみたいです。

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Sくんは、普段の好きなことには夢中になるけど、外に出たり、たくさんの人と一緒にはあまり遊ばなかったそうです。でも、この日は、ずーっと布の真ん中に陣取って、絵の具をかけていました。私にも絵の具をかけて遊んでいたのですが、人に対してそんなふうにアクションを起こすことが珍しいとのことでした。
「Sくんの中で何かが解放されて、発散することができたんじゃないかな」と、のちに先生とのお話しで伺いました。

また、元気な5歳さんたちが、違う色づくりにチャレンジします。
「もっといい色作りたい!」
スプレーや牛乳パックに次々と色を混ぜていきます。それを見ていた4歳さん。「混ぜるってどうゆうこと?」と5歳さんの様子を見て、自分もやってみようとチャレンジしていました。

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抹茶色になった!

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白い布はいつの間にかカラフル布に

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普段お家で「服をあまり汚さないでね」と言われる子どもたちが多いのではないかと思います。でも、この日は「汚れてもOK」な服で来てもらいました。家庭ではなかなかできない、ダイナミックな絵の具の使い方、身体の使い方を通して、「思いっきり何かができる!」という充実感を味わってほしいなと思いました。

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自分の身体に筆を走らせる。絵の具ってどんな感じ?冷たい?自分の足ってどんな形?外側から内側から確かめる。

布が色でいっぱいになってきたので、今度はこってりした状態の絵の具を持ってきました。コップやプチプチで作ったスタンプで、布にしつかり絵の具を付けることができます。
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ドロドロの絵の具で手が染まる。自分の手が緑色になったことと、感触の違いを楽しむ。

5歳のRくんは、スプレーに入れて作った色水を園庭で探してきたペットボトルに移し替えていました。別の子がそれを持ったはずみで中身が少しこぼれてしまい、怒って泣いてしまいました。Rくんの中では、「自分だけの色を作った」ということがとても大切だったんですね。その後、「色水は使わないでね」と伝えることができました。

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絵の具と布、道具はいたってシンプルですが、色水を作る、風ではためく布に色を載せる、友達とスプレーで絵の具の掛け合いをする、ひたすら牛乳パックに色水を入れるなど、ひとりひとりが自分の遊びを探して、楽しんでいたようにみえました。
「自分で思いっきりやってみる!そして、満足する」このシンプルなことがどれほど大切なことか、改めて考えさせられました。

シライ先生と片付けをしていると、雑巾かけを手伝ってくれました。これも遊びの1つですね。
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普段子どもたちと過ごしている先生たちと、外部から来た私では、いい意味で異なる視点で子どもたちの活動を見ていると思います。お互いの気づきを共有できるように、今年度は紙を使って「ふりかえり」をしいて、気づきを可視化できればいいなと思っています。
活動を総括するものではなく、「あれは一体どうゆうことだったのだろう」と、子どもたちの会話や活動の様子、そしてその場にいた自分自身の関心をふりかえって整理するためのきっかけにしたいと考えています。

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2017.05.11 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 保育・幼児教育

松原保育園活動記録  今日は宇宙で遊ぼう

2月18日(金)~2月26日(日)まで、鶴岡アートフォーラム「つるおかこども美術館」が開催されます。鶴岡市内の全保育園から参加を募り、今年度卒園を迎える園児たちがつくった作品を一堂に展示する企画展です。1月から松原保育園さんで造形活動を行っているのも、この展覧会に出展するためのお手伝いでもありました。

■鶴岡アートフォーラム
http://www.t-artforum.net/
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ぞう組さんの1年間のあゆみを大切にしつつ、子どもたちの遊びを深め、最後に展覧会につながるようにするにはどんな活動にしたらいいかな、と考えて臨んだ2月10日。
この日は、先生たちにお願いして、アトリエに暗幕をはってもらいました。普段とちょっと違うアトリエの様子に子どもたちは興味津々。アトリエは廊下からも見えるので、4歳、3歳さんも気になるみたいです。

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「前、何したか覚えている?」とぞう組さんに尋ねる先生。
「星とか、惑星とか、作った!」
「今のアトリエはどんなかんじ?」
「なんか宇宙みたい!」

先生が、これまで研究したことや作ったものをアートフォーラムに飾るということを教えてくれました。たくさんの人に見てもらえるように飾るにはどうしたらいいのか、子どもたちに聞いてみました。
「松原保育園をもっていったらいいんじゃない?」
「もっとリアルにしたい!」
などなど、やる気に満ち溢れた返事が返ってきました。

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早速、暗幕をはったアトリエでこれまでの作品を並べて、アートフォーラムで飾るさいのシュミュレーションをします。子どもたちは、前に星座を並べて遊んだことをみんな覚えていて、海座やねこ座が復活し、時計座も宙を漂っていました。
さらに、ひとりひとり作った隕石や惑星も宙につるします。アトリエの中にたくさんの惑星が漂っていました。

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「この惑星は上下に動かせるよ。」
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「地球に隕石?太陽?がぶつかってま~す!」
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「ハシゴがあれば自分でつるせるよ。」
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惑星が浮いているのが楽しくて、ついつい触って動かしたくなります。楽しくなってくると、だんだん動かす力が強くなってきました。そんなとき、
「みんな動かすから、とれちゃう。」
ひとりの子が泣いてしまいました。
「みんな他の人から惑星をバシバシされたらどう思う?優しく触ってね。」とイシザワ。
(こんなときに、なんて声をかけていいか迷いますね。)
とれた惑星をつるし終わったころには、アトリエは星座と惑星でいっぱいになっていました。
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「前にみんなに『他にどんなものがあるといいかな?』って聞いた時に「宇宙服がないと息ができないんだ」っていってくれていたから、宇宙服も作ってみない?」
取り出したのはたくさんのアルミホイル。クシャっとまるめると自由に形を作れます。これを使って…身体に巻いていくとキラキラの靴が出来上がります。
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「頭のところは穴があいているんじゃない?」という質問
「風船で形をとったらいいかな?それとも顔に直接アルミをまいてみたらどうなるかな?やってみよう!」
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自分の靴を作ってみたくて、もくもくとアルミをまいていきます。
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「全身の宇宙服をつくるために、モデルさんを決めて身体全部を作ってみようか」
「アルミホイルってあついんだね…」(心の声)
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「何回も重ねて分厚い宇宙服にしよう」

全身と顔の部分を分けて作っていた男の子チーム。顔の部分のモデルになったKくんは、頭の部分が全身で作っていたほうに急に合体されて、びっくりして涙が出てしまった。思い入れがあったんだね。でも最後には、「終わって、みんなに見てもらえるならいいよ」と頭の部分を渡してくれました。

途中で靴が壊れて直そうとしうまくいかなかったHちゃん。泣きながら
「靴に穴があいて、テープでうまくとめれない…。」(たぶんこういいたかった)
「…!ごめんね…!泣きながらだと何をいってるか聞こえないよ~…」イシザワ。
「Hちゃん、伝えたいときは泣きながらじゃ分からないよ。」とT先生。
自分の気持ちを言葉で伝えるって難しいね。でも、HちゃんはT先生の言葉に納得して、ゆっくり伝えてくれました。

E先生が、「アルミは粘土みたいだね」っていろんなものを作ってくれた。
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「周りのバラバラのを集めて星にしてはろうよ!」とYちゃんが提案してくれました。
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宇宙空間はだいぶ賑やかになってきました。
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「最後に、暗くして宇宙探検しよう!」Yちゃんの声がすっと通ります。みんなの中で遊びが決まる時ってこんな感じですよね。
「ロケットにのってくださーい!3.2.1ドーン!!」
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宇宙を泳いでみよう。
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3歳さんも気になっていたみたい。おねえさんが手をつないで宇宙を案内してくれました。
最後に、「この宇宙をアートフォーラムでたくさんの人に見てもらおうね」先生たちがお約束してくれました。


今回の活動も、子どもたちはすごい集中力。
先生たちとのふりかえりでは、
「子どもたちが自分でアルミホイルをどう使うか考えていたのが良かった。」
「Yちゃんは、なかなか好きな遊びが見つからなかったみたいだったけど、今日は自分からやりたいことを見つけて、つくったり声を出していた!」
というお話があってとても嬉しく思いました。そして、
「展覧会で何を一番に見てもらいたいかといえば、ここに至るまでの、日々の子どもたちの遊び、活動を見てもらいたい。」

本当にその通りですね。
子どもたちのエネルギー、言葉、表情があふれるような活動のお手伝いができたかな?
展覧会も楽しみです!
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2017.02.24 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 保育・幼児教育

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プロフィール

イシザワエリ

Author:イシザワエリ
山形県中山町出身。
東北芸術工科大学 洋画コース卒業。大学院修士課程こども芸術教育研究領域 修了。

こどもから大人まで誰もが気軽の参加できるアートワークショップを開催し、「地域の居場所づくり」をテーマに活動を行っています。


現在は、世代や立場を超えて人と人がであえる場づくりをおこなっている『天童アートロードプロジェクト』にも参加しています。
https://www.facebook.com/tendou.art.road


引き続き、地域での活動を行うこととともに、自分自身で運営する地域の居場所をつくろうと模索中。

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