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葉っぱとお花の実験室

5月19日。雲一つない快晴。雪を残した月山(鶴岡側からだと臥牛山と呼ばれるらしいです)と鳥海山が青空とのきれいなコントラストを描いていました。こんな日には外にいかずにはいられません!松原保育園の近くの赤川河川敷に、ぞう組さんときりん組さんと一緒に遊びに行きました。

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園の脇の細道には子どもたちの背よりも大きな植木があるので、彼らからすれば木のトンネルのように感じるのかもしれません。
「川には大きなコイがいるんだよ~」
「あ!鳥さんがいる!」
子どもたちは、川や周囲の木々を見ながら今まで見つけた生き物や植物のことをいろいろ話してくれました。図鑑からの知識というより、実際に体験したことからの話が多く、みんないろんなことを知っているなぁと驚きながら話を聞いていました。

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「あーーーー!!!」トンネルに大声が響きます!朝、元気がなかった子もここでは大声に。

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坂を上ったら到着!

河川敷に行くまでがすでに冒険のようですね。やっと、ひろーい河川敷に到着です。今日はここでどんな遊びをしようかな。
「いろんな葉っぱやお花が生えているね!どんな形があるかな?どんな色しているかな?どんなにおいがするかな?調べてみようか。実験道具をもってきたよ。」

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「やってみたいーー!!」

準備したのは木槌と紙。葉っぱを紙につつんで木槌でたたくと、葉っぱの形と色が写し取れます。
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「あ!なんだか顔みたい。見て!お面になった」

木槌だけでは数が足りないので、小さい金槌も用意しました。「トントン(金槌)の音がおもしろい」という子も。金属のほうが高音の響きなんですね。
また、金槌が重くて思うように打てなかった子が、木槌を持ったとたん「あ~!いい!」と一言。広い面積を一度に叩けること、木の適度な重さなど道具の違いを感じて、自分の求めていたのはこれなんだ!という想いが、その一言に凝縮されています。
葉っぱの形だけでなく、道具の種類の違いや、音などいろんなことに関心が広がっていたんですね。

もう1つの実験道具。すり鉢とすりこぎ。好きな植物をすりつぶしていきます。
はじめはどのくらい葉っぱをいれていいか、迷っていた子もいたけれど、そのうちゴリゴリと音が聞こえはじめました。
1人1本ペットボトルに水を入れて持ってきてもらったので、自分の水を慎重にすり鉢に水を入れて実験していました。

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「なんかバナナみたいなにおいがする。きゅうりみたい!」

そして、こすりだした色が本当に鮮やか!色自体が輝いているのです。(光合成さいに本当に発光しているそうですよ)草のエキスができると、「できた!みてみて!!」とてニコニコで大事そうにボトルをかかえてかけて来てくれます。
自分が感動したことを伝えたい、この想いこそ表現の根本的な部分なんですよね。

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葉っぱとお花をまぜたらこんな色になったよ。
ぞう組さんの女の子が「まだまだ色が出る!」と1枚のクローバーをひたすらこすっていました。気づいたらすり鉢には繊維しか残っていませんでした。

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今回、すり鉢もすりこぎも人数分はありませんでした。それでもやっぱり遊びたい!と、先生が持ってきてくれたプラスチック容器と石を代用して草のエキスを作っている子もいました。物の使い方が広がります。

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作った色水は満タンにしたい!

広い河川敷で、実験だけでなく、あそびも広がっていきました。
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すりこぎをマイクにオンステージ!振りも表情もバッチリ!

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ぎゅうぎゅう

お昼の時間が近くなって園に帰る前にみんなにきいてみました。
「草のお水はどんなにおいがした?」
「はらっぱのにおい!」

今回は、4月の絵の具遊びとはまた違って、遊びながら1つのことにじっくりと向き合ったり、疑問を持ったりと関心が広がっていったらいいなぁと思っていました。遊びながら、子どもたちの興味関心は次々に変化していきます。そのエネルギーに圧倒されてしまい、関心を深めるような声掛けができなかったかなぁ思うところもありました。そういった点に関して、園の先生方が本当に丁寧に子どもたちに語り掛けてくれているなぁとその様子を脇で盗み見ています。
 お昼ころにはまるで夏のようでした。力いっぱい遊んだ後の給食の時間には、ごはんを食べながらうとうとしている子もいました。

今日も自分の満足を見つけられたかな?

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2017.05.30 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 保育・幼児教育

4月28日 松原保育園で絵の具遊び

「その子の中で遊びが終わったんだね。きっと自分の中で「満足した」と思えたんだ。」
先生方が子どもたちを見つめる視点とそこから生まれる言葉にドキッとするシリーズです。

4月28日(金)、この日は雲一つない快晴で、松原保育園の園庭からは月山、鳥海山などまだ雪をかぶった山々の姿をはっきり見ることができました。
この日は、今年度最初の活動日です。主任のシライ先生から「新年度最初なので、身体を使って思いっきりできる内容にしたい」という意見をいただいて、たくさんの絵の具を使った絵の具遊びをしてみました。画面は布で、筆で絵の具を染み込ませたり、スプレーしたりしながら、にじみや混色を楽しんでもらいたいと思いました。

園についたら早速、麻ひもを使って布を張りました。白い布が風でヒラヒラとはためきます。その様子を見て、誰からともなく布を通り過ぎる遊びが始まりました。特にストライダーにのった子がたくさんいて、スピードをつけて布を通り過ぎるのが楽しいようでした。
また、地面の上にも布をしきました。子どもたちは、白い大きな布に興味津々。こちらでも早速、布の上を歩いたり、どっかり座ったりと遊び始めました。
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前回お邪魔したときは、私が「~をするよ」と声がけしてスタートしていたのですが、子どもたちが「何だろう」と布に近寄って自然と遊び始めていた、というなんともゆるやかな始まり方でよかったなと思っています。

さて、もう1つの素材である絵の具を用意します。バケツにたっぷりのシャバシャバ絵の具を作るのですが、2歳児さんが、じっ…っと作業を見つめています。
「絵の具混ぜるの手伝ってくれる?」
というと無言で刷毛を受け取って、ひたすら混ぜてくれました。チューブから出したばかりの黄色・青・赤・緑の色はとても鮮やかでその色に見入っていたのかもしれません。重たいのにバケツを運ぶのもみんなで手伝ってくれました。
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緑の絵の具が大好き。ただひたすら混ぜるまぜる…

絵の具の準備ができたら後は遊ぶのみ!松原保育園は異年齢保育を行っているので2歳さんから5歳さんまで、遊びたい子たちが自由に出入りして参加いました。
絵の具を垂らしてみたり、持ってきたスプレーで布に吹きかけたりしてみせると
「やりたいー!!」と大きな声が。
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風で揺れる布を刷毛で押し返す。風の質感や形を確かめているみたい。

「汚れてもいいの?」「靴をぬいでもいいの?」初めてのことに、おそるおそるスタートする子もいます。「いいよ、やってみようよ。」とイシザワが絵の具に手を突っ込んだり、する様子を見て「やっていいんだ!」と思ってもらえたみたいです。

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Sくんは、普段の好きなことには夢中になるけど、外に出たり、たくさんの人と一緒にはあまり遊ばなかったそうです。でも、この日は、ずーっと布の真ん中に陣取って、絵の具をかけていました。私にも絵の具をかけて遊んでいたのですが、人に対してそんなふうにアクションを起こすことが珍しいとのことでした。
「Sくんの中で何かが解放されて、発散することができたんじゃないかな」と、のちに先生とのお話しで伺いました。

また、元気な5歳さんたちが、違う色づくりにチャレンジします。
「もっといい色作りたい!」
スプレーや牛乳パックに次々と色を混ぜていきます。それを見ていた4歳さん。「混ぜるってどうゆうこと?」と5歳さんの様子を見て、自分もやってみようとチャレンジしていました。

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抹茶色になった!

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白い布はいつの間にかカラフル布に

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普段お家で「服をあまり汚さないでね」と言われる子どもたちが多いのではないかと思います。でも、この日は「汚れてもOK」な服で来てもらいました。家庭ではなかなかできない、ダイナミックな絵の具の使い方、身体の使い方を通して、「思いっきり何かができる!」という充実感を味わってほしいなと思いました。

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自分の身体に筆を走らせる。絵の具ってどんな感じ?冷たい?自分の足ってどんな形?外側から内側から確かめる。

布が色でいっぱいになってきたので、今度はこってりした状態の絵の具を持ってきました。コップやプチプチで作ったスタンプで、布にしつかり絵の具を付けることができます。
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ドロドロの絵の具で手が染まる。自分の手が緑色になったことと、感触の違いを楽しむ。

5歳のRくんは、スプレーに入れて作った色水を園庭で探してきたペットボトルに移し替えていました。別の子がそれを持ったはずみで中身が少しこぼれてしまい、怒って泣いてしまいました。Rくんの中では、「自分だけの色を作った」ということがとても大切だったんですね。その後、「色水は使わないでね」と伝えることができました。

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絵の具と布、道具はいたってシンプルですが、色水を作る、風ではためく布に色を載せる、友達とスプレーで絵の具の掛け合いをする、ひたすら牛乳パックに色水を入れるなど、ひとりひとりが自分の遊びを探して、楽しんでいたようにみえました。
「自分で思いっきりやってみる!そして、満足する」このシンプルなことがどれほど大切なことか、改めて考えさせられました。

シライ先生と片付けをしていると、雑巾かけを手伝ってくれました。これも遊びの1つですね。
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普段子どもたちと過ごしている先生たちと、外部から来た私では、いい意味で異なる視点で子どもたちの活動を見ていると思います。お互いの気づきを共有できるように、今年度は紙を使って「ふりかえり」をしいて、気づきを可視化できればいいなと思っています。
活動を総括するものではなく、「あれは一体どうゆうことだったのだろう」と、子どもたちの会話や活動の様子、そしてその場にいた自分自身の関心をふりかえって整理するためのきっかけにしたいと考えています。

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2017.05.11 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 保育・幼児教育

松原保育園活動記録  今日は宇宙で遊ぼう

2月18日(金)~2月26日(日)まで、鶴岡アートフォーラム「つるおかこども美術館」が開催されます。鶴岡市内の全保育園から参加を募り、今年度卒園を迎える園児たちがつくった作品を一堂に展示する企画展です。1月から松原保育園さんで造形活動を行っているのも、この展覧会に出展するためのお手伝いでもありました。

■鶴岡アートフォーラム
http://www.t-artforum.net/
thechildrensmuseum_A_half[1]

ぞう組さんの1年間のあゆみを大切にしつつ、子どもたちの遊びを深め、最後に展覧会につながるようにするにはどんな活動にしたらいいかな、と考えて臨んだ2月10日。
この日は、先生たちにお願いして、アトリエに暗幕をはってもらいました。普段とちょっと違うアトリエの様子に子どもたちは興味津々。アトリエは廊下からも見えるので、4歳、3歳さんも気になるみたいです。

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「前、何したか覚えている?」とぞう組さんに尋ねる先生。
「星とか、惑星とか、作った!」
「今のアトリエはどんなかんじ?」
「なんか宇宙みたい!」

先生が、これまで研究したことや作ったものをアートフォーラムに飾るということを教えてくれました。たくさんの人に見てもらえるように飾るにはどうしたらいいのか、子どもたちに聞いてみました。
「松原保育園をもっていったらいいんじゃない?」
「もっとリアルにしたい!」
などなど、やる気に満ち溢れた返事が返ってきました。

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早速、暗幕をはったアトリエでこれまでの作品を並べて、アートフォーラムで飾るさいのシュミュレーションをします。子どもたちは、前に星座を並べて遊んだことをみんな覚えていて、海座やねこ座が復活し、時計座も宙を漂っていました。
さらに、ひとりひとり作った隕石や惑星も宙につるします。アトリエの中にたくさんの惑星が漂っていました。

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「この惑星は上下に動かせるよ。」
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「地球に隕石?太陽?がぶつかってま~す!」
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「ハシゴがあれば自分でつるせるよ。」
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惑星が浮いているのが楽しくて、ついつい触って動かしたくなります。楽しくなってくると、だんだん動かす力が強くなってきました。そんなとき、
「みんな動かすから、とれちゃう。」
ひとりの子が泣いてしまいました。
「みんな他の人から惑星をバシバシされたらどう思う?優しく触ってね。」とイシザワ。
(こんなときに、なんて声をかけていいか迷いますね。)
とれた惑星をつるし終わったころには、アトリエは星座と惑星でいっぱいになっていました。
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「前にみんなに『他にどんなものがあるといいかな?』って聞いた時に「宇宙服がないと息ができないんだ」っていってくれていたから、宇宙服も作ってみない?」
取り出したのはたくさんのアルミホイル。クシャっとまるめると自由に形を作れます。これを使って…身体に巻いていくとキラキラの靴が出来上がります。
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「頭のところは穴があいているんじゃない?」という質問
「風船で形をとったらいいかな?それとも顔に直接アルミをまいてみたらどうなるかな?やってみよう!」
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自分の靴を作ってみたくて、もくもくとアルミをまいていきます。
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「全身の宇宙服をつくるために、モデルさんを決めて身体全部を作ってみようか」
「アルミホイルってあついんだね…」(心の声)
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「何回も重ねて分厚い宇宙服にしよう」

全身と顔の部分を分けて作っていた男の子チーム。顔の部分のモデルになったKくんは、頭の部分が全身で作っていたほうに急に合体されて、びっくりして涙が出てしまった。思い入れがあったんだね。でも最後には、「終わって、みんなに見てもらえるならいいよ」と頭の部分を渡してくれました。

途中で靴が壊れて直そうとしうまくいかなかったHちゃん。泣きながら
「靴に穴があいて、テープでうまくとめれない…。」(たぶんこういいたかった)
「…!ごめんね…!泣きながらだと何をいってるか聞こえないよ~…」イシザワ。
「Hちゃん、伝えたいときは泣きながらじゃ分からないよ。」とT先生。
自分の気持ちを言葉で伝えるって難しいね。でも、HちゃんはT先生の言葉に納得して、ゆっくり伝えてくれました。

E先生が、「アルミは粘土みたいだね」っていろんなものを作ってくれた。
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「周りのバラバラのを集めて星にしてはろうよ!」とYちゃんが提案してくれました。
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宇宙空間はだいぶ賑やかになってきました。
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「最後に、暗くして宇宙探検しよう!」Yちゃんの声がすっと通ります。みんなの中で遊びが決まる時ってこんな感じですよね。
「ロケットにのってくださーい!3.2.1ドーン!!」
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宇宙を泳いでみよう。
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3歳さんも気になっていたみたい。おねえさんが手をつないで宇宙を案内してくれました。
最後に、「この宇宙をアートフォーラムでたくさんの人に見てもらおうね」先生たちがお約束してくれました。


今回の活動も、子どもたちはすごい集中力。
先生たちとのふりかえりでは、
「子どもたちが自分でアルミホイルをどう使うか考えていたのが良かった。」
「Yちゃんは、なかなか好きな遊びが見つからなかったみたいだったけど、今日は自分からやりたいことを見つけて、つくったり声を出していた!」
というお話があってとても嬉しく思いました。そして、
「展覧会で何を一番に見てもらいたいかといえば、ここに至るまでの、日々の子どもたちの遊び、活動を見てもらいたい。」

本当にその通りですね。
子どもたちのエネルギー、言葉、表情があふれるような活動のお手伝いができたかな?
展覧会も楽しみです!
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2017.02.24 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 保育・幼児教育

松原保育園で「あそび」にであう

子どもたちの遊びは「いきもの」なんだな。そんなことを強烈に感じた1月13日。

この日は、山形県鶴岡市にある鶴岡市立松原保育園さんで、子どもたちの造形活動のサポートをするお仕事をしてきました。
きっかけは、鶴岡市の保育園の先生方を対象にした研修会でした。子どもたちの興味・関心を大切にしながら保育活動を行いたいという園の考え方や先生たちの働く姿に感銘を受けて、ぜひ一緒にお仕事させていただきたいと思うようになりました。

今回、おじゃましたのは年長さんのぞう組さんです。
ぞう組さんでは、昨年の6月にプラネタリウムの見学をしてから星のことが気になり始めたそうです。園にもどって、自分たちでプラネタリウムを作って遊んだ子もいました。さらに、秋にはスーパームーンが見れるというニュースがあり、空を見ていた子が謎の光(?)を見つけたそうです。それからは、空を観察したり、園庭に落ちている不思議な形な石を見つけたり、図鑑で星座のことを調べたりと、遊びや先生とのおしゃべりの中で子どもたちの研究は続いてきました。

先日は「自分の星座を作ってみよう」ということで、黒い画用紙に白いペンで絵を描き、そこに星の形にカットした蛍光色のシールを貼って、それぞれの星座を作ったそうです。
チョコ座、さくらんぼ座、ロケット座などなど、はじめて見る星座からたくさんの物語が生まれそうで、とてもワクワクしてきました。「子どもたちが描いた星座をもとにして、今日の活動ができないかな」そんな想いでアトリエに向かいました。

はじめてに、自分たちの星座を見せてもらいました。
「星座って宇宙のいろんなところにあるよね。みんながつくった星座がどこにあるのか並べてみようよ。」イシザワの持ってた青いノートを地球に見立てて、星座の場所を考えてみます。
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「ロケット座は地球から遠いところに行くんだ!」アトリエ内を飛び回り、飛んでいくロケット座。
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「くじら座とかに座は海の生き物だから、ここは海かな。」
ホワイトボードに星座を並べて、海を描く子たち。
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「星座は高いところにあるんだから、上だよ。」
椅子を使って天井にある柱に絵をはると、他の子からも要望がでて、次々と天井に貼っていきます。時計座、わし座たくさんの星座が空を飛びます。
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ねこ座の皆さんは集まって、集会中なのかな?
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並べているうちに「宇宙には星座以外に惑星も太陽も月もあるよ!」と言って、図鑑を持ってくる子どもたち。さらに「先生!地球儀持ってきて!」とリクエストまで。
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アトリエスペースが星座でいっぱいになってきたところで、「どんな星座があるか宇宙探検しよう!」。みんなで宇宙を旅することになしました。
「新幹線座に乗ってくださ~い。」
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中には太陽に近づきすぎて溶けてしまう子もいました。「あついよ~。」と言いながら、みんなでとけてしまいました。
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宇宙旅行が楽しくなっていく中で、「太陽以外にもいろんな惑星があるんだよ。」「隕石も飛んでるよ~。」と宇宙にある惑星のハナシがちらほらときこえてきました。これは、また楽しそうなことが始まる予感がします。
「そしたら、宇宙にある他の惑星も作ってみよう!」先生たちにお願いしてたくさんの新聞紙とカラフルなお花紙をお用意してもらいました。
新聞紙をぐしゃぐしゃに丸めていくと…小さい球体になりました。
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みんながつくる惑星や隕石はどんな大きさになるかな?一生懸命新聞紙をぐしゃぐしゃにして丸めるよ。「大きいのがいい!」
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「木星ってどんな大きさ?模様は?」図鑑を見てしっかり調べる子もいました。
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自分のお気に入りの大きさになった子は、周りにお花紙を貼っていきます。活動中は隕石の衝突事故が多発していました。
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「ブラックホールが作りたい。」
「ブラックホールはどんな形しているのかな?」一緒にいた先生が問いかけます。
「ぐるぐるしてるみたい。」図鑑を見て気づいたことがありました。でも、どうやったらできるんだろう…。その時、近くで木星の輪っかを作っている子を見て、「新聞紙をねじってもいいんだ。」と気付いたKちゃんは、ねじった新聞紙をさらにねじって、渦のカタチを作っていました。吸い込まれるゴミまでつくってしまうというこだわりです。
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最後に、クレヨンを使って隕石や惑星にさらに必要な色をプラスしていきます。クレヨンをねかせて、何色も色を重ねていくことで深い色が生まれます。
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「赤に青に、緑に、全部重ねたらこんな色ができたよ!」
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お花紙や自分で作った色紙をこどもたちのひとりひとりのこだわりで張っていきました。
気づけば、縞模様がしっかりある木星、リングのある冥王星、カラフルな隕石、熱々の太陽、さらには地球まで(鶴岡市があります。)たくさんの宇宙の惑星ができあがりました。
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星座を並べるところからスタートして、2時間くらいですが、あっという間の時間に感じました。会話の中で「こんなものつくりたい!」とスイッチが入ると子どもたちはグッと集中していて、すさまじいものがありました。
たくさんの会話からイメージが膨らんで、身体で表現したり、時には本で調べたり、作ったり、彼・彼女たちの遊びの豊かさを実感する1日でした。

2017.01.27 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 未分類

2017年もよろしくお願いいたします。

2017年、明けましておめでとうございます。
年明けてしまいましたが、昨年2016年もたくさんの活動をさせていただきました。長くなりますが報告させていただきます。

新しくチャレンジさせていただいたお仕事として、保育園の先生や学童の先生方の研修会で、これまでのワークショップや地域活動のお話しをする機会をいただきました。
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7月に開催した鶴岡市の保育園の先生方の研修会では、「何かつくらせなきゃと思って固くなってしまう」など先生方が造形活動に抱える悩みを伺って、保育の視点からアートの活動をとらえたときに、自分は何をお話しできるんだろうと考える機会をいただきました。
子どもたちの日々の遊びから造形あそびにつながっていくこと、そして「ひとりひとりの完成形があっていい」、というゴールフリーの考え方について、画像を見てもらいながらお話ししました。研修会のあとに、「教えていただいた活動を実際にやってみました。」という反応をいただいて、すごい嬉しかったです。

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(山形市内の学童の先生たちの研修会の様子。約100名の方が参加してくださいました。)


また、地域団体として活動している「天童アートロードプロジェクト」でもたくさんのチャレンジを行いました。
まずは、初めて助成金申請にチャレンジ。山形県の若者チャレンジ応援事業に申請し採択していただきました。
立場や世代を超えたさまざまな人と人が出会う場をつくることを目的に活動を続けて5年目となる節目の年に、これまでの活動の記録をまとめた冊子を製作します。(現在、製作中!)

さらに、2016年は他の地域の組織と協働でお仕事を行うことができました。
天童市役所市民課さんとは、キッズスペースの製作を行いました。この取り組みは、天童市役所内の業務改善運動の中で最優秀賞をいただいたそうです。
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天童商工会議所さんとは、カレンダーの製作を行いました。
わたしたちがイラストを描くだけではつまらないので、ワークショップ形式にして小学生から50代の方の方に参加していただき、マチナカの風景を描いて、その作品をカレンダーのイラストとして使用しました。
メンバーの青木氏がデザインに入ってくれたので、とてもあたたかみのあるカレンダーができあがりました。
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これまでの活動を知って共感してくださった方とつながることで、アートロードだけではできない活動を行うことができました。

最後に、毎年開催している天童市美術館での展覧会「てんてん展ー道草のすすめー」は昨年にましてさらにわちゃわちゃした、にぎやかな展覧会となりました。メンバーの皆さんのエネルギーがすごい…!企画してる自分も圧倒されるくらいのエネルギーでした。2週間の会期中に826名の方にご来場いただくことができました。
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このように、2016年は多くのことにチャレンジさせていただきました。これも活動に共感してくださった多くの方のおかげです。この場で感謝申し上げます。

正直、うまくいかないことやぶつかったりすることもありますが、その中で改めて「自分は何を大切にしているのか」と問い直す機会をいただいたり、常識がひっくり返るほどの刺激をいただきます。こうした活動をするなかで「生きていてとても楽しいなぁ」と感じられるので、大変幸せ者だなと思います。

2017年もこれまでの活動を大切にしながら、新しいことにチャレンジしていきたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。

2017.01.15 | | コメント(0) | トラックバック(0) | アート

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プロフィール

イシザワエリ

Author:イシザワエリ
山形県中山町出身。
東北芸術工科大学 洋画コース卒業。大学院修士課程こども芸術教育研究領域 修了。

こどもから大人まで誰もが気軽の参加できるアートワークショップを開催し、「地域の居場所づくり」をテーマに活動を行っています。


現在は、世代や立場を超えて人と人がであえる場づくりをおこなっている『天童アートロードプロジェクト』にも参加しています。
https://www.facebook.com/tendou.art.road


引き続き、地域での活動を行うこととともに、自分自身で運営する地域の居場所をつくろうと模索中。

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