ショウギ粘土であそぼう 活動のご報告

こんにちは。イシザワです。

今年も、天童アートロードプロジェクトの活動がはじまりました!
11月の展示までの2ヶ月間、天童市美術館や地域のお寺、様々な場所でWSを開催します。その第1弾が、9月7日に行った「ショウギ粘土であそぼう」です。

将棋駒の生産量が日本一の天童市で、駒づくりを行っている天童将棋株式会社さんから生産のさいにでる大量の木屑を分けていただきました。その木屑を粘土に変えて、こねて、香をかいで、思いっきり遊びます!

今回、参加してくれた子どもたちは一番小さい子で3歳さん。
お母さん、お父さんと一緒にやる気まんまんで来てくれました。


最初に、将棋駒の紹介と材料である木材の説明を行います。
高級将棋駒の材料となるツゲの木はずっしりと重い。
飾り駒の材料になるカエデは大きいのにとても軽い。

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同じ木でも、きれいな駒になる子もいるが、機械で削られてバラバラになる子もいる・・・・。
段ボールのふたを開けると、そこには大量の木屑たちが入っています。
大人も子どもも「わっ!」と驚きの声があがります。

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「サラサラだ!」
「タタミのにおいがする」
木屑の香りは子どもたちにとっては「タタミ」なんですね。(学生スタッフは「旅館のかおり」といっていました。面白い。)

この木屑を使って、お待ちかねの粘土を作っていきます。
ボールに移した木屑に材料を入れて、両手で力いっぱいこねていきます。
まるでクッキー生地をこねているよう。
「仲間はずれの子がいないように1つにまとめよう」お母さんがこねるときのアドバイスをしてくれます。

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木本来の色ができたら、茶色、黒と色をまぜていきます。
3色できあがったら、好きな形にしていきます。

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親子での会話を楽しみながら、粘土をまるめたり、こわしたらり、つなげたり。
力がりすぎて色がマーブルになったり、つぶれてしまう子もいましたが、1つ1つが味のある形になっていきました。

最後はひとりひとり発表です。他の友達の作品にも全力で拍手を送っています。

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今回の活動は2時間。3歳さんにしたら長時間ですが、みんな飽きずに最後まで楽しんでいてくれて本当によかったと思います。


活動しているさいに、新聞記者さんに来ていただきました。
そのさいに「参加者に何を伝えたいですか?」という質問をいただいきました。
「伝えたい」と思うこともたくさんあって答えていたら、後々「感じ取ってもらいたい」、この質感・感情を「身体に記憶してもらいたい」という想いが強くなってっきました。

力いっぱい粘土をこねた時の質感、その時に湧き上がる感情。
「よくわからないけど、この木の粉は将棋をつくるときに出るものなんだって。」

そういって体に刻み込まれたた感覚は、大人になってもふとした瞬間に引き出されます。
今回の活動が、彼らの身体の中に1つの記憶として蓄積していってほしいなと思いました。


とても大それた気持ちだけど、そう思いました。

これから、この活動をどのように展示にしていくのか、館張りどころだと思っています。

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2014.09.09 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 未分類

ショウギ粘土であそぼう!

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ご無沙汰しております。イシザワです。
毎年行っております、天童アートロードプロジェクトでのアートワークショップ。今年も開催します。


第1弾は、日本一の生産量を誇る天童の将棋駒からアイディアをいただいたもの。
今回は、天童将棋株式会社さんに全面協力していただき、将棋の駒をつくるさいに工場で出てしまう木くずを「ショウギ粘土」に変身させます。
それをこねたり、さわったり、作ったり、思いっきり遊びたいと思います。


取材をさせてもらう中で感じたことを少し書きたいと思います。

将棋駒は、手作業の伝統工芸品としてとらえられることが多いと思いますが(特に文字をほり、色付けを行う作業などね)、今回ご協力いただいている天童将棋株式会社さんでは、機械で木材のカットや文字を掘る作業を行っています。しかし、その工程ほとんど手作業。1つ1つの駒を機械にセットするなど、細やかな人の手作業が必要になります。

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(駒を研磨する様子、駒の面についている傾斜もこの機械でつける)

機械で生産することによって、生産量の向上だけでなく、より均質な大きさの将棋駒をつくることができるようになったそうです。そのため高級品にも多く使われているそうです。

そして、機械で生産するからこそ、木屑がうまれ、今回の活動につながったのです。
昔ながらの手法で駒の面取りを行うさいには、刃物で木材をスライスするような形になるため、おが屑のような木屑はうまれないのです。

手作業、機械作業、どちらにも生産上の特徴があり、時代の流のなかで変化していることを感じました。


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(すごいかっこいい作業場。)


■開催概要■
「ショウギ粘土であそぼう」
【活動概要】
日時:2014年9月7日(日)14:00~16:00
場所:天童市美術館
講師:イシザワエリ
対象:3歳以上(保護者同伴でお願いします) 10組
料金:無料
服装:汚れてもいい服装、タオル、ティッシュ
申し込み締切:2014年9月2日(火)
【申し込み方法】
天童市美術館に直接、もしくは電話にてお申込みください。
天童市美術館:023-654-6300

主催:天童市美術館
企画/運営:天童アートロードプロジェクト実行委員会
協力:東北芸術工科大学(片桐研究室)
後援:天童市教育委員会

2014.08.24 | | コメント(0) | トラックバック(0) | アート

『ぷらっとほーむ』さんでアバターワークショップ

こんにちは。
7月に入りまだ梅雨明けしていませんが、山形は日差しが強いです!

昨日7月5日に、山形市で若者支援を行っているNPO『ぷらっとほーむ』さん(略して『ぷらほ』とよんでいます)で、「アバターワークショップ」を行ってきました。

今回の活動は『ぷらほ』の共同代表の愛さんから依頼を受け、『ぷらほ』にきてくれているメンバーが自分自身がもっている「資源」を再確認すること、他の人のアイディアを取り入れながら自分ができる活動を考えることを大切にしながら活動を行いました。

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この日は、小学生から大人の方まで年齢も多様な方が参加してくれました。

アバターWSの醍醐味の、自分の「好きなこと」、「できること」を書きだしていくさいには、みんな「好きなことが」どんどん出てきていて驚きました。
これまで何度かこのWSをさせていただいているのですが、自分自身の「好きなこと」を書きだすことがなかなかできない方もいます。
『ぷらほ』メンバーさんたちは、「好きなこと」が多方面に複数ある方が多いな~と思いました。

また、愛さんが「『ぷらほ』という場所で常に「考える」ことをしてるからね、思考停止にはさせないよ(笑)」とお話されているのを聞いて、なんとなく納得。
普段の何気ない会話でも、愛さんが「なぜ?」ということを大切にしながらお話していることがあるなと思いました。そのことをきっかけに、考えたり、ふりかえったり、自分の中で言葉にする機会に繋がっているのだな~と思いました。

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ひとりひとりの人型がびっしりと「好きなこと」・「できること」で埋まったら、今度はグループをつくり他の人のアイディアに「いいね」や具体的なアドバイスを行っていきました。

最後に「他の人と一緒にやりたいこと」をまとめたさいには、ひとり3枚アイディアをまとめてくれた方がいました!しかもそれぞれにすぐにでも実行できそうなものばかり。

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参加したメンバーさんからは、「普段自分のことをじっくり振り返る機会がないので好きなことがでないと思ったが、たくさん書くことができた」、「他の人との共通項があることがわかった」、「他の人と一緒にできそう」という感想をいただきました!


『ぷらほ』さんで活動をさせてもらい、自分自身もまた勉強させてもらいました!

これからも、自分自信も勉強しつつ、まったりを遊びにいきたいと思います。

『ぷらっとほ~む』
http://plathome.wix.com/plathome

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謝礼金として「ぷらほ通貨」をいただきましたっ!

2014.07.06 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 未分類

高擶まちなみステンシル本番!

こんにちは。イシザワです。涼しいような、蒸し暑いような天気が続きますね。
さてさて、6月7日(土)に天童市立高擶公民館でワークショップを行ってきました!

高擶地区では、各地区の子供育成委員の方が運営をしている「サタデーこどもプラン」で、年に9回地域の子どもたちを対象にした活動を企画しています。今回のWSはその活動の1つとして開催されました。

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朝から委員の方が準備に参加してくださり、あっという間に準備が終了。
会場に元気なこどもたちが到着した後も、大人の方たちが子どもたちのグループを作ってくれたり、開会式をテキパキ進行してくださいました。子どもたちも活動が始まるとびしっと静かになって、地域の大人と子どもたちの距離の近さを感じました。

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私は高擶地域のお隣の天童市長岡地域でよく活動をさせていただいているのですが、「放課後こどもプラン」の運営方法の違いに驚きました。(長岡地域では「地域づくり委員会」という様々な職種、年齢の方がかかわって運営をしている)各地域の状況にあったかたちで「放課後こどもプラン」が運営されているのだな~と改めて思いました。


さてさて、『まちなかステンシル』の様子ですが、
まずはパステルの楽しさを知ってもらうための練習で、レインボー柄のポストカードを作りました。
会場に入ってきた当初、とても元気のいい子たちだったので、途中で飽きてしまうのではないかと少し心配したが、全員が集中して作品と向き合っていました。
1枚目が終わりコツがわってくると「このメンボウはどう使うの?」、「はやく大きい紙でやりたい」など、意欲が爆発していまいた。

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そして、いよいよお待ちかねの「型」を使ったステンシルです!
今回は、高擶地域にある歴史あるお宅の「板べえ」をモチーフにして、「型」をつくりました。
高擶は昔から豊かな土地で、農業や商業が盛に行われてきたため、「豪農」と呼ばれる方たちが競って立派なお屋敷を建てたそうです。現在もそのお宅が立ち並ぶ歴史ある地域です。
実際に地域内を歩いて、スケッチしていくと、それぞれに形が違っていて、そこに暮らす人の家に対する気持ちを感じられるような気がしました。

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門と松と組み合わせると、立派な「家」が描けたり、

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1つのパーツとして組み合わせていくこともできます。彼が描いたのはなんと「金閣寺」。
マスキングテープで直線を作ったりとこれまで学んだ技術をフル活用して、めっちゃかっこいい作品を作っていました。

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ただ、子どもたちは全力で色をつけようとしてステンシルした形がぼやけて出てしまうことがありました。
「型」の使い方の説明をもっと行うべきだったと反省。


この日は、大人の方も参加してくださいまいた。(館長さんも)
高擶の板べえの話をしていたら「板べえだけでなく、お蔵の屋根を支える飾りも1軒ずつ違って、こだわっているんだよ。装飾がとてもきれいだよ。」と教えてくださいました。

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地域の事を題材にすることで、地域の方から地域の見方を教えていただきました。

あっという間に2時間がすぎて、参加した子たちの手元にはたくさんの作品のお土産が。
どれも同じものはなく、見ていてとても楽しい気持ちになりました。







2014.06.09 | | コメント(0) | トラックバック(0) | アート

高擶うちあわせ

こんばんは。イシザワです。山形の5月は、本当に気持ちがいいですね。


先日、天童市立高擶公民館にお邪魔して、活動の打ち合わせをしてきました。

2012年に天童アートロードプロジェクトで行ったWSに参加してくださった方が、「高擶でもこういった活動をしてほしい」とお声掛けをいただきました。

活動がきっかけとなって、繋がって、また新しい活動をさせていただけるなんて本当にありがたく思います。



活動の内容としては、地域の建物をモチーフにした「型」を作って、パステルを使って絵を描こうという活動を行う予定です。


しかし、高擶のことをほとんど知らない私。

打ち合わせが終わったら、ひとりでぶらぶらしようかと思っていたところ、
公民館の主事さんが、車で地域内を案内してくださいました。(本当にありがとうございます!!)

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高擶地域はとても歴史ある地域で、黒い板塀で囲まれた立派なお宅や、たくさんの立派なお寺がならぶ地域でした。

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また、歴史だけでなく、たくさんの素敵なお店を教えていただきました。


燻製にしたゆで卵「スモっち」を販売しているお店や、将棋の駒のカタチをした「王将もなか」を作っているお菓子屋さん、そして赤レンガの建物が素敵な天童ワインさん。



ひとりじゃわからなかった事、行かなかったであろう場所も多く、驚きの連続でした。
そして地域内の随所に、地域の説明が書いてある看板があり、地域の方が地域の歴史を大切にしているということを感じました。

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(高擶小学校のグラウンドにはキレイな水が流れている。)


私ができるのは、風景のほんの一部分を写し取ることだと思います。
活動を通して参加してくれる子どもたちが、自分たちが毎日歩くマチナミをちょっと違った感覚でとらえてもらえたら、と思いました。


WSしながら、子どもたちから高擶の事をたくさん教えたらいいなぁと思っています。













2014.05.12 | | コメント(0) | トラックバック(0) | アート

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プロフィール

イシザワエリ

Author:イシザワエリ
山形県中山町出身。

東北芸術工科大学 洋画コース卒業。
その後、同大学の大学院 こども芸術教育研究領域に進学し、アートワークショップを活用した、地域の居場所づくりの活動を研究テーマとする。

日替わりでワークショップを行う『毎日こうみんかん』の活動を通して、公民館ロビーを多世代が集う地域の居場所にすることができた。



現在は、同大学で嘱託職員として勤務している。
引き続き、地域での活動を行うこととともに、自分自身で運営する地域の居場所をつくろうと模索中。

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